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製造間接費差異(固定予算)の計算

 製造間接費差異とは、原価差異のうち、製造間接費の標準配賦額と実際発生額との差額のことです。

 製造間接費差異=製造間接費の標準配賦額-実際発生額

 

 製造間接費差異はさらに細かく分析することができます。

 

 製造間接費予算額を固定予算によって設定している場合と、公式法変動予算によって設定している場合のそれぞれの計算方法があります。

 

►固定予算による分析

 標準配賦率に標準操業度を乗じて、標準配賦額を計算します。

 標準配賦額=標準配賦率×標準操業度

 

 標準配賦額と実際発生額の差額が製造間接費差異です。

 製造間接費差異=標準配賦額-実際発生額

 

 固定予算によって製造間接費予算額を設定している場合は、製造間接費差異を予算差異・能率差異・操業度差異に分析することができます。

 

►予算差異

 予算差異は、月間予算額から実際発生額を差し引いて計算します。

 予算差異=月間予算額-実際発生額

 

►能率差異

 能率差異は、標準配賦率に標準操業度と実際操業度の差を乗じて計算します。

 能率差異=標準配賦率×(標準操業度-実際操業度)

 

►操業度差異

 操業度差異は、標準配賦率に実際操業度と月間基準操業度の差を乗じて計算します。

 操業度差異=標準配賦率×(実際操業度-月間基準操業度)

 

 

►例題1

 生産データ:月初仕掛品  200個(50%)

         当月投入  2.100個

         月末仕掛品  100個(50%)

         完成品     2.200個

 材料は工程の始点で投入する。

 ( )は加工進捗度を示す。

 製品1個あたりの標準原価

           標準原価  標準消費量 標準原価

 直接材料費   ¥80/ ㎏    10㎏   ¥800

 直接労務費 ¥1.000/時間   5時間   ¥5.000

 製造間接費  ¥600/時間    5時間  ¥3.000

 完成品1個あたりの標準原価         ¥8.800

 年間基準操業度 144.000直接作業時間

 年間製造間接費予算額 ¥86.400.000

 当月の実際操業度 11.000直接作業時間

 当月の製造間接費実際発生額 ¥7.500.000

以上のデータから、製造間接費差異の、1.予算差異、2.能率差異、3.操業度差異を固定予算に基づき分析しなさい。

 

 

答え

1.△¥300.000

2.△¥150.000

3.△¥600.000

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