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工程別総合原価計算とは

 工程別総合原価計算とは、連続する2つ以上の製造工程を経て製品を反復連続的に生産する場合に適用される原価計算です。

 

 最初に、第1工程で加工作業を行い、第1工程での作業の終了した第1工程完成品を、次の第2工程へ振替え、第2工程でさらに加工を加えて第2工程完成品とします。

 

 第2工程に振替えられた第1工程完成品は、第2工程では材料と同様に扱われます。

 

►工程別総合原価計算の手続き

 手続きには、累加法と非累加法があります。2級の試験では、累加法が出題されます。

 

 累加法では、最初に第1工程にて月末仕掛品原価を計算して、差額で完成品原価を計算します。

 

 第1工程完成品原価のうち第2工程に振替えられたものを、第2工程では前工程費と呼びます。

 

 第2工程では、前工程費を直接材料費とみなして、月末仕掛品原価を計算して、差額で完成品原価を計算します。

 

 

►例題1

 第1工程生産データ:月初仕掛品 1.000個(50%)

              当月投入   5.000個

              月末仕掛品  2.000個(50%)

              完成品     4.000個

 第2工程生産データ:月初仕掛品 2.000個(50%)

              当月投入   4.000個

              月末仕掛品  1.000個(50%)

              完成品     5.000個

 第1工程原価データ

 直接材料費:月初仕掛品 ¥300.000

         当月投入 ¥3.000.000

 加工費:月初仕掛品 ¥150.000

      当月投入 ¥2.000.000

 第2工程原価データ

 前工程費:月初仕掛品 ¥600.000

         当月投入 ¥ ?

 加工費:月初仕掛品 ¥200.000

      当月投入 ¥1.500.000

 材料は第1工程の始点で投入する。

 ( )は加工進捗度を示す。

 第1工程完成品は完成後すべて第2工程に振替え、始点で投入する。

 月末仕掛品の評価は第1工程、第2工程ともに平均法による。

以上のデータから、第1工程の、1.月末仕掛品原価、2.完成品原価、3.完成品単位原価、第2工程の、4.月末仕掛品原価、5.完成品原価、6.完成品単位原価を計算しなさい。なお、当工場は2つの工程を経て製品を量産しており、累加法による工程別総合原価計算を行っている。

 

 

答え

1.¥1.530.000

2.¥3.920.000

3.@¥980

4.¥907.500

5.¥5.312.500

6.@¥1.063

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